お年寄りが自分らしく在宅生活を送れるように

　おじいちゃん子で、子どもの頃からお年寄りに関わる仕事がしたいと思っていた私は、

　介護保険が始まった2000（平成12）年から、在宅ヘルパーとして高齢者の介護に携わってきました。

　仕事を続けながら社会福祉士等の国家資格も取得し、現在はケアマネージャーとして、

　お年寄りが住み慣れた場所でご自分らしく在宅生活を送れるように援助を行う業務に携わっています。

大切な友人を得た、安田女子中高の６年間

　中学・高校時代を安田学園で過ごしました。中学時代を含む数年間は学校の近くに自宅があり、

　予鈴が鳴ってから慌てて工兵橋を渡っていた朝があったことを懐かしく思い出します。

　また、茶道部での週末のお茶室通いは楽しみでした。中高6年間を通して同じクラスだった

　友人の一人とは今でも交流があり、私にとってかけがえのない宝物となっています。

ずっと心に生き続ける“柔しく剛く”の教え

　安田学園での“柔しく剛く”の教えは現在も心にあり、人を思いやるやさしさと自らを支える力を

　糧にしています。卒業して40年経ちましたが、安田学園で教えていただいたお辞儀の仕方は忘れる

　ことなく今の私の中にあり、受けた教育はこの先どんな職業に就こうとも、どんな人生を送ろうとも、

　心に生き続けるものであると思います。